4 STORIES
1966 · 60S
1966年12月16日、ロンドンの片隅で世に出た一枚のシングルが、ロック史の地殻変動の起点となった。「Hey Joe」はジミ・ヘンドリックスのデビュー作であり、フォーク・トラディションに根ざした殺しのバラードを、エレクトリックな霊性へと書き換えた怪物的なカヴァーである。彼のギター…
1967 · 60S
1967年、ロンドンの霧深い冬に生まれた一曲が、ロックギターの言語そのものを書き換えた。「Purple Haze」は、わずか2分50秒のなかに、ブルースの土壌から立ち上がるサイケデリアの蒸気、宇宙への憧憬、そして黒人ギタリストが白人ロックの中心で異邦人として鳴らす不協和音を封じ込…
1968 · 60S
ボブ・ディランが2分半の聖書的寓話としてざらりと書きつけた小品を、ジミ・ヘンドリックスはわずか半年後、ロンドンの雨の中で別世界の音響彫刻へと作り変えた。原曲が「予感」だとすれば、ヘンドリックス版は「予感が現実になった瞬間」の音である。1960年代末の終末感、ヴェトナム、公民権、そ…
1968 · 60S
1968年、ニューヨークのレコード・プラント・スタジオで深夜に録音されたこの15分のジャム・セッションは、エレクトリック・ギターという楽器の限界を地球外まで押し広げた。ジミ・ヘンドリックスは「ヴードゥー・チャイルド」で、ブルースの土壌からサイケデリックな宇宙までを一本のストラトキ…