6 STORIES
1992 · 90S
一行で言うと: 高嶺の花の女性に恋い焦がれた男が「自分は不気味な存在で、ここに居る資格すらない」と自己嫌悪を爆発させる、自己否定の聖歌。Radioheadのデビューシングルにして、彼ら自身が長年憎み続けた呪いの曲。…
1995 · 90S
OXFORD, UK
1995年、Radioheadは2作目のアルバム『The Bends』で「Creep」のバンドから飛躍を遂げた。その中核に置かれたバラード「Fake Plastic Trees」は、消費社会に擦り減らされていく人間の疲労を、アコースティックギターと弦楽の静かな高揚で描く。プラスチ…
1995 · 90S
1995年、まだ「Creep」のバンドと呼ばれていたレディオヘッドが、二枚目のアルバム『The Bends』の中で放った、奇妙なまでに素直なバラード。バンド自身が後年「嫌いだ」と公言したこの曲は、皮肉なことに、彼らの楽曲の中で最も多くの人の青春に寄り添い続けてきた。本稿では、捨て…
1997 · 90S
1997年、世紀末を前にしたイギリスから届いた、奇妙な「カルマ警察」の歌。社内ジョークから始まったこの曲は、いつの間にか監視社会と自己崩壊の寓話となり、四半世紀を経てなお、誰かを密告したくなる気分と、密告される側の恐怖の両方を同時に描き出している。Radioheadの『OK Co…
1997 · 90S
1997年、世紀末の不安と日常の倦怠が交差する地点で、レディオヘッドは子守唄のような旋律に静かな自殺願望を忍ばせた。グロッケンシュピールの愛らしい響きの裏で語られるのは、安全で予測可能な人生という名の緩やかな窒息である。「No Surprises」は反抗の歌ではなく、反抗すること…
1997 · 90S
OXFORD, UK
1997年、オックスフォード郊外の貴族の館で録音された6分半の組曲は、90年代後半の不安と疎外感を結晶化させた。Radioheadの『OK Computer』を象徴するこの楽曲は、ロックの構造そのものを解体し、世紀末の予感を映し出した時代のサウンドトラックである。…