4 STORIES
1977 · 70S
1977年、エリック・クラプトンがアルバム『Slowhand』に収録したカヴァー曲。原曲はJ.J.ケイル。一見ドラッグを賛美しているように聴こえるが、実はその逆を仕掛けた反ドラッグ・ソングとされる。シンプルなリフの裏で「依存」というテーマが反復され、70年代後半のロックの倦怠と覚…
1977 · 70S
パーティーに出かける前の、たった数分の出来事を描いた小さな歌。だが「Wonderful Tonight」は、エリック・クラプトンの私生活の修羅と、70年代後半のロックが向かった成熟という地殻変動を、奇妙なほど静かに記録している。ラブソングの皮をかぶった、ある男の依存と憧憬と諦念の…
1992 · 90S
1991年3月、エリック・クラプトンは4歳の息子コナーをマンハッタンの高層アパートの窓から失った。翌年に発表された「Tears in Heaven」は、悲しみを商品化せずに語ることができるのかという問いに、アコースティック・ギターの静けさで答えた稀有な楽曲である。喪失の歌でありな…
1996 · 90S
1996年、エリック・クラプトンは静かに世界を変えた。ジョン・トラボルタ主演の凡庸なロマンティック・コメディのサウンドトラックに紛れ込んだこの曲は、グラミー賞最優秀レコード賞をさらい、ギター・ヒーローだった男を「優しいおじさん」へと変容させた。本稿は、悲劇を抜けたあとに彼が選んだ…