2 STORIES
2000 · 00S
2000年6月、ロンドン郊外の小さなスタジオで、まだ無名だった4人組が録音した一曲が、世紀末の喧騒が静まりかけた英国ロックシーンに、奇妙に柔らかい衝撃を与えた。「Yellow」は、燃え盛る黄色ではなく、夜空に滲む頼りない黄色——星の光のような色を歌った曲だ。ギターのリフは単純で、…
2005 · 00S
2005年、Coldplayの3rdアルバム『X&Y』に収められた一曲は、グリーフ(喪失)の音楽史において稀有な位置を占めている。教会オルガンの厳粛な静寂から始まり、ギターのアルペジオがゆっくりと立ち上がり、最後にはスタジアム規模の合唱へと膨張していくこの楽曲は、慰めという感情を…